スイス人女優のカーラ・ジュリは、タイトル未定の映画『ブレードランナー』の続編に出演する。
ジュリは、ハリソン・フォード、ライアン・ゴズリング、ロビン・ライト、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、デイヴ・バウティスタらと共演する。同作はドゥニ・ヴィルヌーヴ (映画『ボーダーライン』)が監督を務め、撮影は7月に開始する。
アルコン・エンターテインメントが製作し、米ワーナー・ブラザースが米国内の配給を、米ソニー・ピクチャーズが米国外の配給を担う。
本作の舞台はオリジナル版『ブレードランナー』(1982年)の数10年後に設定され、フォードが再びリック・デッカード役を演じる。リドリー・スコットが監督したオリジナル版の舞台は2019年のロサンゼルスであり、デッカードが別世界の植民地から逃げ出した4体のレプリカントを追うストーリーだ。
フィリップ・K・ディックによる短編小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を基に、ハンプトン・ファンチャーとデヴィッド・ピープルズが本続編の原案を作り、ファンチャーとマイケル・グリーンが脚本を執筆した。
サンダーバード・フィルムズのCEOのフランク・ギストラとティム・ギャンブルがエグゼクティヴ・プロデューサーを務める。スコット、ビル・カラッロもエグゼクティヴ・プロデューサーに名を連ねる。
ジュリはシナン・イナンの映画『180°(原題)』でデビューし、同作でスイス映画賞助演女優賞を獲得した。また、2014年のサンダンス映画祭で公開されたダーヴィト・ヴネントのドイツ映画『Wetlands(原題)』にも出演した。ヴネントはクレイグ・ロビンソン出演のコメディドラマ『Morris From America(原題)』で今年のサンダンス映画祭に再び登場した。同作はA24を通じて今年の秋に公開される。
ジュリは、アノニマス・コンテント、UTA、カーティス・ブラウンと代理人契約を結んでいる。