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【特選映画レビュー】『淵に立つ』:日常への懐疑、観客は崖っぷちに置き去りにされる

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今年のカンヌ国際映画祭『ある視点部門』で審査員賞を受賞し、現在公開中の映画『淵に立つ』。EUのTV局ARTEは「今年のカンヌで最も残酷な映画」と評したが、その「残酷さ」とは分かりやすい猟奇殺人やスプラッターの類ではない。誰しもの日常に潜む、見て見ぬふりをしていた闇を、目の前に突き付けられたまま置き去りにされるような「残酷さ」だ。

家族とは、1人では生きていけない弱い個人の集合体

“家族”をテーマにした作品、と言うと想起される作品はいくつかあるが、『淵に立つ』はそのどれにも当てはまらない。むしろ、“家族”を弱い個人の集合体として描いた”孤独”の映画と言った方が正しいかもしれない。

物語は、小さな町工場を営む夫妻(古館寛治・筒井真理子)の元に、夫の古い友人(浅野忠信)が現れ、住み込みで働きだすところから始まる。夫婦の会話もなく、10歳の娘の存在だけが家族を成り立たせていた”家庭”に、1人の異分子が入り込んできたところから歯車が狂い始める。


ある種のサスペンス映画のように浅野忠信演じる謎の友人の過去が少しづつ暴かれるが、決して全貌を見せることはない。その後に起こる決定的な出来事も、事件なのか事故なのか、故意なのか不慮なのかも明らかにされないまま、ストーリーは淡々と進んでいく。浅野が演じる八坂という役は中盤以降登場しなくなる。しかし、その存在は最後の最後まで登場人物に、そして観客の中にもオリのように澱み続け、物語を深い闇へと誘っていく。深田晃司監督は、その存在を「世界に遍在する理不尽な暴力」の象徴と語る。

私たちが晒される暴力の大半は因果関係で説明できるものではない。天災に動機も善悪もないように、犯罪も本質的には加害者が動機を正確に説明できることはないでしょう。善悪二元論から遠い平凡な曖昧さの中に私たちは生きている。(深田晃司)

「観客と共に崖の淵に立ち、人間の心の奥底の暗闇をじっと凝視するような作品」と監督本人が語るように、観客は足元の不安定な崖っぷちに置き去りにされたまま映画は終わる。

2000年のカンヌ作品『ダンサーインザダーク』のように、とことんまで突き落としてくれる作品ならば、ドン底を打ったある種の爽快感のようなものがあるが、『淵に立つ』は崖っぷちから背中を押してはくれない。意を決して飛び降りるか、目を背けて後戻りするかは観客に委ねられている作品なのだ。

ポスプロは全てフランス、映像と音が生み出す珠玉の緊張感


『淵に立つ』の見どころは、何といっても俳優陣の凄まじく抑制された演技だが、もう1つの見どころはフランスで行われた、卓越した絵と音のポストプロダクションだ。

深田監督は、いわゆる”上手な演出家”ではない。どちらかと言うと”不器用”な方ではないかと思う。しかし、その不器用さが作品全体のリアリズムを作り出し、ともするとB級インディーズ映画になりかねないところを、卓越したポスプロがSクラスの作品に昇華している。

俳優陣の作り出す張りつめた空気を、色味や音構成によって、より鮮明に浮き上がらせ観客を作品世界へと没入させていく。タイミングが1フレーム違ったら、調整を1つ間違えれば成立しないギリギリのところで、見事に強い世界観を創り出している。デジタル撮影が主流になり、割と似た質感での仕上げが多くなってきた日本映画の中で、映像関係者には少し注目して欲しいポイントかもしれない。

娯楽映画と対極をなす作品だからこそ、『淵に立つ』は是非、劇場でご覧頂きたい。見終わった後に各人の中で浮かび上がってくる、”淀んだオリ”と向き合えるコンディションの日を選んで鑑賞することをお薦めしたい。

◆映画『淵に立つ』公式サイト [リンク]
◆画像・動画提供:2016映画「淵に立つ」製作委員会/COMME DES CINEMAS

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 荏谷美幸) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか


フル3DCG映画『GANTZ:O』奥浩哉インタビュー「“誰も観たことがない”という刺激に飢えている人たちに」

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TVアニメシリーズ、実写映画化もされた大ヒット漫画「GANTZ」がフル3DCGアニメーション映画『GANTZ:O(ガンツ:オー)』となり、いよいよ10月15日より公開となります。

本作の基となるのは、原作の中でも特に人気の高い「大阪篇」。高校生の加藤勝を主人公に、曲者ぞろいの大阪チームとの遭遇や妖怪型星人軍団との戦闘を描いています。今回ガジェット通信では「GANTZ」原作の奥浩哉先生にインタビューを敢行。「人生の宝物になった」と話す作品の魅力や、先生が影響を受けた映画まで、色々とお話を伺ってきました。

―フル3DCGの『GANTZ :O』、大興奮で拝見させていただきました! 完成した映画をご覧になって、率直な感想を教えてください。

奥先生:漫画と違って映画なので、音楽が入った分、ものすごく良くなっていましたね。ラッシュ(撮影状態を確認する為のフィルム)を観た時にもすごいと思いましが、それよりもさらに完成度が高くなっていました。企画が立ち上がったのが数年前だったので、僕の中ではこれでようやく念願が叶ったという感じで。一生の宝物になりました。

―まだ日本ではフル3DCGの作品は珍しいと思います。どういうきっかけでこの企画はスタートしたのでしょうか?

奥先生:実はこの企画、5、6年前に始まっていたものなんですよ。最初に2、3分のパイロットフィルムを見せてもらったんですが、その出来がすごく良くて。「今の日本のCGスタッフでもここまでできるんだ」と。ちょうど「GANTZ」の実写映画が出来た直後だったんですけど、「これはもう実写版を超えてるな」と思いました。それで、「是非やってほしい」ってお願いしたんです。僕が思い描いた「GANTZ」の世界がよりきれいな形で動いているんですから、期待は大きかったですね。

―先生から「やってほしい」とお願いされるとは素晴らしいフィルムだったのですね。そこから具体的に動き出したと。

奥先生:当初は誰が監督になるかわからない状態で。紆余曲折あってパイロット版を作った川村泰さんが監督をやることになったのですが、僕は打ち合わせもしていなかったけれど、このパイロット版を作った方なら間違いはないだろうと思って、お任せしました。

―制作開始にあたり、先生からお願いや要望を出した事はありましたか?

奥先生:制作にあたってひとつだけ僕のほうからお願いしたのは、モブ(※群衆などたくさんの人)とかメインの人物じゃない人もリアルにしてほしいということですね。騒ぎの中、携帯で写真を撮っている人とか、漫画の中でも気にしてリアルに描いているんですよ。その部分は映画でも踏襲してほしかったので、モブも手を抜かないで、メインキャラ並みに描いてほしいとは伝えました。モブが手抜きされているのを観ると「お金がないんだな」と感じてしまいますからね。

―確かに先生の描く漫画って、本当に細部まで細かく描かれていますよね。映画でのこだわりもさすがです。ファン人気の高い「大阪編」が映画化されているわけですが、ストーリーについてはお任せだったのですか?

奥先生:話の内容に関してはまったくないですね。完全にお任せです。スタッフの方からデザインのリファイン(再デザイン)をお願いされたので、メカデザインはいくつか見直しました。「Xガン」と「Xショットガン」と「Yガン」と「Zガン」は全部新しくしています。それと、ガンツバイクと巨大ロボの必殺技。フル3DCG用にディティールを増やして、デザインを原作よりも格好良くしました。


―今回、本編の主人公の玄野ではなく加藤が主人公です。奥先生は加藤のほうが好きだと以前おっしゃっていましたが、どんなところが好きですか?

奥先生:加藤ってある種、僕の思い描いている理想の青年みたいなところがあるんです。正義感が強くて、弱い者に優しくて、苦労しているというヒーローなんですね。そこに、僕は憧れてしまう。玄野はもうちょっと等身大に近いで、ごく普通の高校生。加藤はこういう人がいたらいいなって感じの理想像ですね。

―映画では漫画の「大阪編」に登場するキャラクターが数人いなくなっていましたが、その点は気になりませんでしたか?

奥先生:映画になるとしたら、削られるのはしょうがないだろうなと思っていました。映画はマンガよりももっと大勢の人に観られるものですから。それに僕自身、映画を観ていて全然気にならなかったんです。僕は結構自分で描いたものを忘れてしまうほうなので、「あ、そういえば桑原いたんだ」とか、能面とか般若とかもいたなみたいな感じで。あとでもう一回自分でマンガを読み返してみたら、なんか面白いじゃないかとか自分で思ったりしました(笑)。

―映画の中で特に気に入っているシーンはありますか?

奥先生:アクションシーンは全部完璧で好きなんですけど、ほかにも杏の出てくるシーンが気に入っていますね。杏と加藤がしゃべって歩いているだけの何気ないシーンですけど、あそこが一番好きです。歩き方がすごく可愛いくて。モーションアクターさんが本当に可愛い動きをしていて。あれはモーションキャプチャーじゃなきゃ出せなかった可愛さだと思います。手で描いても絶対にああいうふうにならない。


―本作は、モーションキャプチャーの動きも見所の一つですよね。

奥先生:制作にはフェイシャルキャプチャー(パフォーマンスキャプチャー)を使っていると聞きました。これは、映画『アバター』で開発された技術で、それをそのまま使っているらしいです。その技術がすごく活きていて、加藤や全部のキャラの微妙な表情がよく出ているんです。だから、人間っぽくて、感情移入がしやすい。3DCGにありがちな“お人形感”がだいぶ減っているなと思いました。

―原作の「大阪編」についてお話を伺います。あの物語の舞台や設定はどの様に思いついたのですか?

奥先生:大阪編は「少年誌っぽくしよう」と思ったんです。強い敵と強い味方がどんどん出てきて、戦い合うみたいな感じにしようって。それで、ヒエラルキーを作ろうと思い、「何回もクリアしている」ような強い奴がどんどん出てくるんですね。それでまた強い敵が出て来て、戦い合ってみたいなノリを目指したんです。それを実験的にやっていったら、わりと人気が出てしまって。ただ、長く描いていくと強い敵がどんどんインフレしていくんですね。話もどんどん長くなっていくし、キャラも増えていくし、こいつとこいつの戦いも描かなきゃいけないってなっていくし。そうしたらすごく長くなってしまって。こんなに何巻も描く予定じゃなかったんですよ(笑)。

―原作ではこの後に「カタストロフィ編」がやってきますが、大阪編の時点ですでに意識はしていたのでしょうか?

奥先生:はい。カタストロフィ編のほうが先に思い浮かんでいました。ガンツの玉がアメリカにもイギリスにもイスラエルとかにも、それこそ世界中にあるってイメージを考えていたんです。でもいきなり世界に舞台を移すのは急なので、その前に一本、クッションを置こうと。じゃあ、日本の中だとどこがいいだろう、と考えて、大阪が浮かびました。道頓堀って舞台としてちょうどいいんですよね。それで、大阪に行って少し写真を撮って描きはじめたのを覚えています。

―いつか「カタストロフィ編」や他のストーリーのフル3DCGも観れますかね……?

奥先生:ファンの方からはよく「『GANTZ:O』のクオリティで一話目から全部作り直してほしい」と言われます。それをやってくれたら僕もうれしいけど、でも、そんなことしたらたぶんハリウッドの大作並みにお金がかかっちゃう。「カタストロフィ編」だけでも、全部やろうと思ったら300億円ぐらいかかるんじゃないですか(笑)。

―私も一ファンなのですが、「GANTZ」という漫画って本当に今まで見た事の無い設定やストーリーの連続で。そもそもどんな事から着想を得られたのでしょうか?

奥先生:僕は映画が大好きなのですが、ハリウッド映画やアニメを観倒して、そのうえで「全部観てきた中で、まだ誰もやってないことをやろう」とは思ってるんです。いままで観てきたものは前提としてあるけれど、それを描くのではなくて、まだ誰もやっていないものを自分で描いている感じ。色々な映画が積み重なって描くものが生まれているということはあるのかもしれませんが、僕の意識としては、いままで観たことのないものをデザインして出しているという感じですね。

同じ様に、そういうものを欲している、僕みたいな人たちって全世界にいると思うんですよね。「GANTZ」はそういう人たちに響いているんだろうなぁと思います。海外のアメコミ好きとかが読んでくれていたら嬉しいです。後は若い人に観てもらいたいですね。「まだ誰も観たことがない」という刺激に飢えている人たちに。

―先生が子供の頃や思春期の頃に観て影響を受けた作品は何でしょうか?

奥先生:本当にたくさんあるのですが、子供の頃からホラー映画を観る事が多かったので、『ゾンビ』(『ドラキュラ』……本当に吸血鬼がいると思ってましたからね。後は『遊星からの物体X』は今観ても新鮮に面白い所がすごく好きです。ここ最近では、『ゼロ・グラビティ』の長まわしのカメラワークで、本当に自分がそこにいる様な息苦しい描写は新しいし素晴らしいと思いました。

―最後に先生にお会いする事があったら、絶対に聞こうと思っていた事を質問させていただきます。「GANTZ」には、『GANTZ:O』に登場する杏にレイカ、そして原作には多恵ちゃんに岸本……とたくさんの魅力的な女性キャラクターが登場しますが、奥先生が思う“GANTZのヒロイン”というのは誰ですか?

奥先生:少年漫画「GANTZ」としてのヒロインはレイカなのだと思います。でも僕が一番ヒロインだなと思っているのは多恵ちゃんですね。玄野がごく普通の高校生で成長していく姿が見えるのと一緒で、多恵ちゃんもどんどん成長していって、玄野の支えとなるというのは、自分で描いたキャラクターながらすごく良いキャラクターだなと思っています。

―今日は貴重なお話をどうもありがとうございました!

(C)奥浩哉/集英社・「GANTZ:O」製作委員会

【関連記事】玄野と加藤が歌う!? 『GANTZ:O』キャラソン発表に困惑「どんなノリ?」「漫画からは想像してなかった」
http://otajo.jp/63653

『彼岸島 デラックス』松本光司先生インタビュー「子供の頃のホラー映画体験が作品に影響を与えている」

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シリーズ累計700万部を誇る「彼岸島」の実写映画作品『彼岸島 デラックス』が2016年10月15日に公開。「彼岸島」実写化で最も困難とされるのが、「邪鬼」(おに)と呼ばれる巨大モンスターの表現。本作では、表情や筋肉の動きなど細部の細部までこだわり抜いた最新のCG 技術により、原作で人気の邪鬼たちがド迫力のスケールで再現されています。

世界中でカルト的な人気を誇る原作漫画『彼岸島』。原作者の松本光司にインタビューを敢行し。『彼岸島』の世界観にも影響を与えているというホラー映画についてもお話を伺いました。


―『彼岸島デラックス』がいよいよ公開となります。本作のキャスト、鈴木亮平さんと白石隼也さんらはドラマ版からの続投ですが、最初にキャスティングを聞いた時はどう思われましたか?

松本先生:すごくありがたかったです。白石さんはどんなポーズも恰好よく決まる正統派で、鈴木さんはどっしりと何でも頼れる存在感。兄弟としてこの二人の個性が合わさった時の化学変化がとても楽しみだと思いました。

―『彼岸島 デラックス』では兄弟の直接対決が描かれるわけですが、この兄弟同士のバトルは連載当初から構想はあったのでしょうか?

松本先生:いえ、ありませんでした。僕には兄がいて自分が弟だったので、兄のいる世界観のほうが描きやすく、それで普通に主人公の兄・篤というキャラクターを作りました。が、描き進めていくうちに、段々と兄弟の宿命として、二人は直接対決をするべきなのではと思えてきて、泣く泣くその流れにしました。どっちが勝っても嬉しくないので描いていて本当につらかったです。

―なるほど、兄弟のリアルな感情はご自身の兄弟関係の中からきているのですね。そもそも『彼岸島』という漫画の設定は、どういう所から発想を得たのでしょうか?

松本先生:僕は小さい頃は、親の仕事の都合で台湾に住んでいました。その時住んでいた家の近くに駄菓子屋のような店があり、そこで一本25円くらいでビデオレンタルをしていたんです。僕は毎日の様にビデオを借りにいって、もちろん日本語字幕などないので、字幕が無くても楽しめるジャッキー映画やホラー映画などをいっぱい観ていました。今思うとその時の映画体験が『彼岸島』の原点かもしれません。

―特にお好きなホラー作品は何ですか?

松本先生:好きな映画はいっぱいありますよ。『エクソシスト』『悪魔のいけにえ』『ゾンビ』『エレファントマン』『ウィッカーマン』『ファントム・オブ・パラダイス』などなど、きりがないのでこの辺で。モンスターデザインは『エイリアン』『遊星からの物体X』『ヘルレイザ-』などが大好きです。

―『彼岸島』はホラー映画の影響を受けているとおっしゃるとおり、かなりダークなテイストの作品ですが、当初『ヤングマガジン』で連載する事に懸念はありませんでしたか?

松本:読者は面白ければ何でも受け入れてくれると信じていたので、面白くすること以外は考えませんでした。ダークなホラー漫画を描くというよりは、それまでの僕の漫画もサスペンスタッチだったので、サスペンスの対象を人間からモンスターに変えるという感覚だった気がします。モンスターが荒唐無稽にならないよう、かなり演出に気を配っていました。

―『彼岸島』には武器として“丸太”が度々登場し、ネットでも話題になりますが、丸太を登場しようと思ったきっかけはあるのでしょうか?

松本:あの島には大した武器は無いだろうと思い、手近にありそうな丸太を武器として持たせただけだったのですが、その時の編集さんの反応がすごくよくて。何か丸太の話をする時だけ嬉しそうなんですよね(笑)。僕はそういうキャッチーなアイテムを作るのは得意じゃないので、見つけて盛り上がっていただけると大変ありがたいです。

―丸太で闘うなんて、本当に『彼岸島』以外で見れないですよね。私も毎回興奮してます! 現在『彼岸島 48日後』が連載中ですが、今後のヴィジョンを少し教えていただけますか?

松本:そうですね、もちろん雅を倒しに東京に向かうんですが、まずは雅の側近の金剛さんとの決着です。そろそろ近づいているので彼との対決を楽しみにしていてください。

―これからも楽しみにしております! 今日はどうもありがとうございました。

『彼岸島 デラックス』インタビュー

約600年前から吸血鬼伝説が語り継がれてきた孤島で禁断の封印が解かれ、島全体に吸血鬼や邪鬼(オニ)たちが溢れ出した。人間のまま生き延びた者たちと感染して吸血鬼と化した者たちが壮絶な戦いを繰り広げる中、2年前に島を訪れたまま行方不明になった兄・篤を探す弟の明と仲間たちがやって来る。明たちは恐ろしい化け物たちに立ち向かうが……。

(C)2016「彼岸島」製作委員会 / © 2010 松本光司/講談社・「彼岸島」フィルムパートナーズ

『ジェイソン・ボーン』を“クラヴマガ”経験者はこう観た「ボーンよ、わざとやられている?」

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極限まで臨場感を追求したアクションシーンと、ノンストップで展開されるストーリー…それまでの映像表現の限界を打ち破り、その後のアクション映画の新機軸となった“ボーン”シリーズ。最新作『ジェイソン・ボーン』が現在公開中です。

ガジェット通信では、先日本作で重要な女性キャラクターを演じたアリシア・ヴィキャンデルにインタビューを敢行。作品への魅力を紹介しました。マット・デイモンにアリシア・ヴィキャンデルという素晴らしいキャスト、時代に流されない真剣すぎるほど骨太な展開……。と『ジェイソン・ボーン』の魅力はたくさんあるわけですが、“ボーン”シリーズで欠かせないのが世界各国の特殊部隊で採用されている接近戦闘術「クラヴマガ」。

「クラヴマガ」は1940年代にイスラエル軍で開発され、性別や体格を問わず、誰でも短期間で実戦に耐えうる能力を身につける事が出来る戦闘術。その大きな特徴は「人間が本能的にもっている条件反射の動きを取り入れている」という事。シリーズの中で、ジェイソン・ボーンが急に襲われても相手をギッタギッタと倒すのは、この条件反射の動きを取り入れているのが関係しているのかも。

小柄な方や女性でなどフィジカルに差があっても、ハンデを感じずに対等に戦えるのもクラヴマガの特徴。マット・デイモンは身長178cmと、ハリウッド俳優の中ではそこまで大きい身長ではありません。そんな彼がジェイソン・ボーンとして、自分より大きな相手をギッタギッタと倒すのも、ボーンシリーズのリアル路線にふさわしいのかもしれませんね。

実は筆者の周りにも教室に通っている人がチラホラ(中には女子も!)。体を動かすのが大好きという理由はもちろん、護身術になるという事で年々人気を得ているそうです。そんな、クラヴマガ経験者は『ジェイソン・ボーン』をどう観たのか?! 感想をまとめてみました。

【最高だったボーン】

・やっぱりマットデイモンありきのボーンシリーズ!

・数年間表舞台から去っていたボーンなので、最先端の技術を駆使して戦うって感じじゃなかったんですけど、そのボーンのレトロ感が個人的には好き!

・最新作だけあって映像が凄い。ギリシャの暴動シーンやカーチェイスシーンは特に臨場感があって手に汗握りました。

・ボーンが左右のフックで殴られまくっているシーンがありますが、近接格闘技戦術をマスターしている人は、あんなに分かりやすいフックは簡単にかわせます。わざとやられていたのでしょう、恐ろしい子、ボーン。

・後半の怒涛のアクション(特にカーチェイス)、殺し屋・ボーン・ヴィキャンデルらの三つ巴的な絡みが楽しかった!

・ラスベガス破壊萌え、装甲車萌え!

・殺し屋役のヴァンサン・カッセルの不気味感、ドーベルマン感もなかなか効いてた(アルティメイタムの時の中東の殺し屋のほうが不気味だったけど。無名風で)

・最後のオチが意外。このまま戦いの最前線に戻るのかボーン!!!っと思ったけど……?

・結末に続編があるとしたらどんな内容になるのかが楽しみ。

【気になったボーン】

・作中の“ファイトクラブ”のシーン、相手も喧嘩慣れしている相手なら、いくらボーンが強くても、簡単に右フックで終わらないと思います。

・バイクの2人乗りで後ろに乗っている人だけが狙撃されるシーン。狙撃用ライフルは凄い口径なので、あんだけ密着していて打たれたら前にいたボーンも負傷するはず(笑)。

・基本的に本作はクラヴマガというよりは「ジークンドー」「シラット」などアジア系格闘術の要素が多い気がしました。

と、クラヴマガや格闘のシーン以外にも様々なコメントが飛び出しました。感想を聞いてて思ったのが、なぜか格闘技好きには車好き・軍隊好きが多い! “強さ”という部分にシンクロニシティがあるのかもしれません。

見所満載の映画『ジェイソン・ボーン』は現在公開中。もちろん、筆者みたいな格闘技経験ゼロ、運動神経ゼロの諸君も楽しめるので劇場へ急げ!

【関連記事】ペン・丸めた雑誌・タオル……何でも武器にしちゃう男ジェイソン・ボーンの活躍を振り返り
http://getnews.jp/archives/1524555

【今週公開のコワイ映画】2016/10/16号:コミック実写化『彼岸島 デラックス』、黒沢清最新作『ダゲレオタイプの女』

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今週公開の怖い映画をご紹介します。

今週は、松本光司先生のベストセラーコミック『彼岸島』を実写映画化したアクションホラー『彼岸島 デラックス』が公開に。吸血鬼ウイルスに感染した人間と“邪鬼(おに)”とよばれる化け物がはびこる“彼岸島”でのサバイバルを描く物語。今回の映画では、原作の中でも人気の高いエピソードである宮本兄弟の対決が描かれています。

そして、今年『クリーピー 偽りの隣人』で世を震撼させた黒沢清監督がおくるホラーラブロマンス『ダゲレオタイプの女』も公開。こちらはオールフランスロケ、外国人キャスト、全編フランス語のオリジナルストーリーで挑んだ初めての海外進出作品。“ダゲレオタイプ”とは長時間の露光のために被写体を拘束して撮影する170年前の写真技術のこと。“ダゲレオタイプ”に心酔する父・ステファンの最高の被写体として、その体とともに人生をも拘束されている娘・マリーと、彼女に惹かれ、そんな生活から解き放ちたいと願う男・ジャン。ある出来事をきっかけに思いもよらぬ方向へと動き出す、恐ろしい愛の悲劇を描きます。

それでは今週もいってらっしゃい!

予告編が表示されない方は元記事をご覧ください

『彼岸島デラックス』 10月15日公開

上映館:新宿ピカデリーほか

この映画の記事:『彼岸島 デラックス』松本光司先生インタビュー「子供の頃のホラー映画体験が作品に影響を与えている」
リンク:映画公式サイト

『ダゲレオタイプの女』 10月15日公開

上映館:ヒューマントラストシネマ有楽町ほか
リンク:映画公式サイト

【独占記事】ミシェル・ウィリアムズ、ショーン・ダーキン監督のジャニス・ジョプリン自伝映画に出演交渉中

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ミシェル・ウィリアムズが、ロックスター・アイコンであるジャニス・ジョプリンの自伝映画『Janis(原題)』に出演する交渉中だ。同作は、映画『マーサ、あるいはマーシー・メイ 』を手掛けたショーン・ダーキンが監督を務める。

ピーター・ニューマンが、ボーダーライン・フィルムズのダーキンのパートナーと共に、アンコモン・プロダクションズ、インテラル、セブン・ヒルズ・プロダクションとプロデュースを手掛ける。ウィリアムズの代理人はコメントを控えている。

ジョプリンは、バンド、ビッグ・ブラザー・アンド・ザ・ホールディング・カンパニーで一躍有名になった1960年代のロックンロール・アイコンだったが、1970年に違法薬物の過剰摂取により27歳で亡くなった。ニューマンは、ジョプリンのカタログの大部分の権利と多くの楽曲や執筆されたマテリアルのコレクションを長年所有しており、ジョプリンの最後の6か月を描くのに使われる予定だ。

ウィリアムズは、米アマゾンにより11月に公開される映画『Manchester by the Sea(原題)』の演技でアカデミー賞へのノミネートが期待されている。また、10月14日に米劇場公開するケリー・ライヒャルト監督の映画『Certain Women(原題)』にも出演している。さらに最近、舞台『Blackbird(原題)』では、第70回トニー賞演劇主演女優賞にノミネートされた。

ウィリアムズは現在、11月に撮影開始する映画『The Greatest Showman on Earth(原題)』のリハーサルを行っているところだ。ウィリアムズは、WME(ウィリアムズ・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント)、ブリルステイン・エンターテイメント、ブルーム・ハーゴットと代理人契約を結んでいる。

映画『X-MEN:アポカリプス』のラナ・コンドル、ジェームズ・キャメロンの映画『Alita: Battle Angel(原題)』に出演決定

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映画『X-MEN:アポカリプス』でジュビリー役として長編映画デビューを果たしたラナ・コンドルが、ジェームズ・キャメロンの映画『Alita: Battle Angel(原題)』にローサ・サラザール、ジャッキー・アール・ヘイリー、エイザ・ゴンザレス、クリストフ・ヴァルツと共に出演することが明らかになった。

『Alita: Battle Angel(原題)』は、ロバート・ロドリゲスが監督し、キャメロンとジョン・ランドーが、映画製作会社ライトストーム・エンターテインメントを通じてプロデュースを手掛ける。またキャメロンは、レータ・カログリディスと共に、木城ゆきと原作の漫画『銃夢』シリーズをもとに脚本を執筆する。

同作の物語は、26世紀の陰鬱とした世界が舞台となり、ゴミ捨て場から回収され犯罪者を追跡する賞金稼ぎとなった一体の記憶喪失のサイボーグの姿を追う。米20世紀FOXは、『Alita: Battle Angel(原題)』の米劇場公開を2018年7月20日にすでに決定している。

同作で、コンドルはコヨミ役を演じる。コヨミは、親に捨てられた10代の少女で、何人かの登場人物と繋がりを持っている設定だ。

またコンドルは、マーク・ウォールバーグ主演の映画『Patriots Day(原題)』に、MIT(マサチューセッツ工科大学)警察のショーン・コリアー巡査の彼女で、MITの大学院生の役で出演する。コリアー巡査は、2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件の3日後、ジョハル・ツァルナエフあるいはタメルラン・ツァルナエフのどちらかに銃撃され亡くなった。ライオンズゲートは、同作の米劇場公開を12月21日に予定している。

コンドルは、ICMパートナーズ、ストーン、ジェノア、スメルキンソン、バインダー、アンドクリストファーを代理人としている。

映画『Justice League(原題)』、アンバー・ハード演じるアトランティスの女王メラのファーストルックが公開

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米ワーナー・ブラザースが、アンバー・ハードが演じるアトランティスの女王メラのファーストルックを公開した。ハードは、ザック・スナイダー監督の映画『Justice League(原題)』と、これから公開される新作映画『Aquaman(原題)』に同役で出演する。

『Justice League(原題)』は、バットマン(ベン・アフレック)、スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)、ワンダーウーマン(ガル・ガドット)、アクアマン(ジェイソン・モモア)、フラッシュ(エズラ・ミラー)、サイボーグ(レイ・フィッシャー)というスーパーヒーローたちで結成される。

本紙ヴァラエティは今年1月に、ハードがモモア演じるアクアマンの最愛の人を演じると最初に報じた。同作では、J・K・シモンズがゴードン本部長を演じるほか、エイミー・アダムス、ジェレミー・アイアンズ、ジェシー・アイゼンバーグがそれぞれロイス・レーン、アルフレッド・ペニーワース、レックス・ルーサー役を再演する。イギリスでの撮影が終了した10月7日(現地時間)に、スナイダー監督は撮影の裏側の映像を公開した。

コミック作家グレッグ・ルッカが、ワンダーウーマンが女性と関係を持ったことは「明らかだ」と述べたことを受け、最近、ガドットは本紙ヴァラエティとのインタビューで、ワンダーウーマンのセクシャリティーについて言及した。

ガドットは、これから公開される映画『Wonder Woman(原題)』で、ワンダーウーマンのセクシャリティーは「私たちが探していたようなものではありません」と、語った。

続けて、「同作では、ワンダーウーマンがバイセクシャルな関係を持つことはありません。しかし、バイセクシャルではないというわけではないのです。ワンダーウーマンはその人のありのままを愛する女性です。バイセクシャルにも成り得ます。彼女は人の心を愛するのです」と、語った。

ワーナーは、『Justice League(原題)』を2017年11月17日に米劇場公開し、タイトル未定の続編を2019年6月14日に公開する予定だ。また、『Wonder Woman』は、2017年6月2日に米劇場公開となる。

ワーナーがIGNに最初に公開した、コスチュームに身を包むアンバー・ハードの写真はこちら。

(Photo courtesy of Warner Bros.)


ハロウィンの夜は子どもが消える――ニコラス・ケイジの困り顔が炸裂する『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』

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10月に入ると特に意味もなくスーパーやコンビニに並ぶお菓子のパッケージにカボチャが描かれる“ふんわりハロウィン”が定着しつつありますが(カボチャ味ですらないのはなんなの!?)、ハロウィンの歴史に幽霊要素を交えて描くホラー『ペイザゴースト ハロウィンの生贄』がシーズン真っ只中の10/22に日本公開。主演は唯一無二の魅力を放つ俳優ニコラス・ケイジです。

ニコラスが演じるのは、愛する妻と一人息子を持つ大学教授・マイク。終身雇用が決まり幸せ最高潮のマイクは、息子を連れてハロウィンのお祭りへと出掛けます。しかし、楽しいお祭り会場でひとり不穏な空気を感じていた息子は、マイクに「幽霊に借りを払って(Pay the ghost)」という謎の言葉を残し、一瞬にして姿を消すのです。

幸せな夜に不幸のどん底へと叩きつけられるマイクを、レベルMAXの困り顔で演じるニコラス。追い詰められた妻役サラ・ウェイン・キャリーズの涙滲む演技が更にそれを追い詰めます。しかしニコラス・ケイジは困ってからが本番です。生活のなかで、姿を消した息子がなにかメッセージを送ろうとしていると感じたマイクは、なんとしてでも息子を取り戻すべくあちこちで困り顔をキメながら奮闘します。

息子は今どこにいるのか、そして、「幽霊に借りを払え」の意味とは? その行方を追うなかで、マイクはかつてハロウィンの歴史のなかで起こった恐ろしい事件に巻き込まれていきます……。

子どもにあまり構ってやれない父親が、とあることをきっかけに困難に立ち向かい子どものために奮闘するストーリーは王道のファミリームービー然としていますが、ホラー描写もなかなか気合が入っており、「楽しいだけのハロウィンじゃ物足りないのよッ!」という方にぴったり。また、「子どもがトラウマになるのでは!?」と心配になるシーンもございますが全年齢ご鑑賞いただけるG指定作品です。是非とも家族で観られるホラー映画としてお楽しみいただきたいところ。

しかし、状況の深刻さをすべて困り顔の強弱で表現しきるニコラス・ケイジの表情の魅力には脱帽するばかり。ニコラスの困り顔をたっぷり堪能できる映画『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』は10月22日より渋谷シネパレスほかにて公開です。ニコラス・ケイジ飴がニコ(2個)ついてくる劇場鑑賞券も各劇場で販売中。どうぞ、お楽しみに!

公式サイト:http://gaga.ne.jp/ghost/


(劇場鑑賞券 購入特典 ニコラス・ケイジ飴)


米ディズニー、『ドン・キホーテ』の映画化を進行中

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映画『ハンガー・ゲーム』や映画『キャプテン・フィリップス』の脚本で知られるビリー・レイが、小説『ドン・キホーテ』の映画化作品でプロデュースと脚本を手掛けることが決まったと、情報筋が本紙に明かした。

レイはゴードン・グレイと共にプロデュースする。

ミゲル・デ・セルバンテスによって1605年に執筆された同作は、狂気に陥って、騎士やドラゴンが実在すると信じた下層階級貴族、アロンソ・キハーノの姿を描く物語。

情報筋によると、本作品は映画『パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン』のようなシリーズ化を視野に企画されているという。米ディズニーは、世界で3000億円以上の興行収入を稼いだ『パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン』シリーズの過去4作品に続き、5作目を来年公開する予定だ。

過去、グレイはディズニーによってプロデュースされた映画『McFarlane USA(原題)』と映画『ミリオンダラー・アーム』に携わっている。一方、レイは直近ではSTX製作による映画『シークレット・アイズ』の監督と脚本を務めた。

レイはCAA、マネージメント360と代理人契約を結んでいる。

いい映画にはおいしいごはんとうまい酒! 『キネマ旬報』最新号はジュワッとさんまが表紙

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長寿映画雑誌『キネマ旬報』がめしテロ特集!? 10月20日発売の最新号・11月上旬号の表紙に『深夜食堂』の小林薫演じる「めしや」のマスターと、七輪で炙られた秋刀魚が登場します。


また、巻頭特集は「いい映画にはおいしいごはんとうまい酒」。そうそう、いい映画って本当にごはんと酒がうまそうなのよ!

キネマ旬報は1919年(大正8年)に創刊し、今年創刊97年目を迎える長寿映画雑誌。なぜ映画誌で“食“企画なのか? 編集部を直撃すると「食欲の秋――。あまりこむずかしいことは考えず、映画専門誌だって時には季節に身を任せたい。深夜ドラマの一ジャンルを作った『深夜食堂』の映画化第二弾『続・深夜食堂』の公開も間近、ここらで食欲を刺激される、本当はみんなが大好きな”食”にまつわる映画を掘り下げたい」とのこと。

また、「観れば思わずおなかが鳴る映画『かもめ食堂』以後10年、日本映画の“おいしいシーン”はフードスタイリスト、飯島奈美が支えてきたと言っても過言ではない。『深夜食堂』のスタートはドラマだったが、松岡錠司を監督として映画のスタッフで作りあげてきたシリーズ。そのなかでフードスタイリストという技術スタッフを映画界で確立させた一人ともいえる松岡錠司監督と、飯島奈美の”食”へのこだわり、またそのメニューの数だけ描かれる人間模様が『続・深夜食堂』でも、シリーズを踏襲されしっかり描かれた作品になっている。『続・深夜食堂』の、食と人間模様の在り方は現代的且つ普遍的でもあることから、旧作、外国、アニメ、ドキュメンタリーも取り上げつつ、『続・深夜食堂』は2000年代における”食”についての映画としての代表的な一作としてフィーチャーしたい作品だった」という熱いメッセージも。

編集部のコメントにもある通り、本作でまず目を引くのは、やはり小林薫演じるマスターの振る舞うおいしそうな料理の数々!今回はピックアップされるのは、「焼肉定食」、「焼うどん」、「豚汁定食」の3品。そのほか、四季折々に合わせたおいしそうなごはんの数々も、全篇に渡って登場。フードスタイリストの飯島奈美が手掛けた、“うまさ”が映像から滲み出るような見事な料理は、本作の大きな見所のひとつ。上映中はおなかがグーグー。上映後は思わず食堂に駆け込みたくなってしまうはず。

見どころ満載の『キネマ旬報』11月上旬号は10月20日発売。そしておいしそうな料理の数々と心温まる人々のドラマが、観る者の心と小腹を満たしてくれる『続・深夜食堂』は11月5日公開、食欲の秋と芸術の秋を同時に味わえる2つのコンテンツにご注目を。

『キネマ旬報 11月上旬号』
850円+税
10月20日 (木)発売

≪巻頭特集内容≫
「いい映画にはおいしいごはんとうまい酒」
表紙:「続・深夜食堂」 巻頭トビラ:宮崎祐治(イラストレーション)

≪中面特集≫
*日本映画の食卓の風景 
・Before ’70 川本三郎「卓袱台のある風景」 (「めし」「麦秋」ほか)
・70’s& After 轟夕起夫「生と性は食に通ず」(「タンポポ」「家族ゲーム」ほか)

*「続・深夜食堂」
・松岡錠司監督インタビュー
「日本映画界の新たな技術スタッフ・フードスタイリストと共に起こした革命」
・撮影現場ルポ 「松岡錠司と飯島奈美の『食』を撮るこだわり」
・飯島奈美インタビュー
「フードスタイリストのお手柄! 日本映画をおいしくした飯島奈美の仕事」

*おいしい映画を撮る人 沖田修一[映画監督]インタビュー
*外国映画のおいしいシーン(「バベットの晩餐会」「シェフ 三つ星フードトラックはじめました」ほか)
*監督映画はいつも誰かが食べている(「殺人の追憶」「弁護人」 ほか)
*宮崎アニメのガストロノミー(「ルパン三世 カリオストロの城」から「風立ちぬ」まで)
*対談 宇田川幸洋×太田和彦 「映画の中の酒場」
*「食」なドキュメンタリー
・食糧問題継承系&グルメ寄りドキュメンタリー12本
・映画を観る+食べる+語る「100年 ごはん」
大林千茱萸監督インタビュー

トム・ホランド、映画『スパイダーマン:ホームカミング』について語る

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スパイダーマンの衣装は少し窮屈だが、壁登りをする男がまとうこのスーツにも慣れてきたと、トム・ホランドは認めた。

ホランドは、ニューヨーク映画祭における映画『The Lost City of Z(原題)』のプレミアで、「スーツは最高ではないけれど、たまに着心地が悪いと感じたときは、あのスーツを着たいとあこがれる俳優たちの長いリストを思い出し、『分かるか? 自分は世界一ラッキーな少年なんだ』と自分に言い聞かせている」とコメントした。彼は「僕はここにいるのがふさわしい。ベストを尽くす」とも話した。

来夏に公開を迎える映画『スパイダーマン:ホームカミング』でのスーパーヒーロー役に対するホランドの貢献は、劇中のスタントにも及ぶ。彼はしばしば、スパイダーマンのマスクをかぶり、高いビルを登ったり悪者や悪党を倒した。

「僕はできるだけのスタントをしたけど、法律的にできないこともあった」と振り返る。「現場は才能に満ちていて、撮影の期間、ずっと僕を助けてくれるスタントや吹き替えの俳優がいた。僕が必ずしも安心できないシーンがあると、彼らが入ってきて、どうやればよいか見せてくれる。彼らは撮影期間を通じて、僕のコーチをしてくれたんだ」(ホランド)。

ホランドは、昨年夏に公開した映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、スパイダーマンとして初登場した。彼によれば、この蜘蛛の巣を紡ぐ男は、自分が主人公となる映画を公開した後も、将来的にアベンジャーズ映画に登場するかもしれない。

ホランドは「すべては未定」と語る。「何らかの契約がミックスされていると思うけど、それがどんな契約なのか知らないんだ」(ホランド)。

『The Lost City of Z(原題)』を撮影するためには幾つもの挑戦があったという。ホランド、チャーリー・ハナム、ロバート・パティンソンらが、敵対的な原住民や病気の危機から身をかわすイギリス人探検家を演じた物語の大部分は、アマゾンで展開する。映画はパーシー・フォセットの旅の実話からヒントを得たもので、撮影の大部分をコロンビア辺境のジャングルで行った。

パティンソンは、「文字通り、僕が人生で経験した撮影の中でも、最も常軌を逸していたものの1つだ」と述懐。「木の上から降りてきた毒蛇に首をかまれたクルーがいた。僕たちはナースがいないことに気付いた。医者もいなかったし、血清も持っていなかったし、町からは4時間離れていたから、みんな『タバコを吸うんだ。効くから』なんて感じだった。小道具のスタッフが、彼の首から毒を吸いだしたんだ」(パティンソン)。

映画『裏切り者』や映画『エヴァの告白』を制作してきたジェームズ・グレイ監督は、本作がこれまでで最も困難で、神経を疲れさせる映画になったと話す。

グレイは「本当にきつかった」と振り返る。「気温100度で湿度100パーセント、さらに虫が大量にいるんだから」(グレイ)。

一方のホランドは、暑さや生き物は気にならなかったという。彼はこの映画のキャラクターたちは本当に窮乏と危険を耐えたのだと、自分に言い聞かせていた。

ホランドは「俳優として、僕はチャレンジが大好きなんだ」と述べた。

映画『沈黙』スコセッシ監督が来日 窪塚洋介・浅野忠信のキャスティング理由を語る

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『タクシードライバー』『ディパーテッド』のアカデミー賞監督マーティン・スコセッシが、戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の『沈黙』(新潮文庫)を映画化。10月19日(水)、映画『沈黙-サイレンス-』の来日記者会見がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、スコセッシ監督、物語の重要な鍵を握るキチジロー役を演じた窪塚洋介、通辞役の浅野忠信が登壇した。

17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるべく、日本にたどり着いた宣教師の目を通して映る世界を描いた本作。スコセッシ監督が原作と出会った1988年に映画化を希望し、28年かけてようやく完成した待望のプロジェクトだ。

日本美術協会主催の高松宮殿下記念世界文化賞を受賞し、授賞式への出席のため来日していたスコセッシ監督は、本作を通じて、「文化の違い、文化の衝突」を描きたかったと説明。「日本の文化には、14歳の時に溝口健二監督の『雨月物語』を観て初めて触れました。元々私はカトリックということもあり、遠藤周作の作品に興味を持ちました。長い間構想してきたので、この作品を映画化できて、とても嬉しい。この映画については語っても語りつくせません」と、日本の文化との関係を明かした。

日本人俳優のキャスティングについては、「キチジロー役は新鮮な解釈を与えたいと思ったところに、キャスティング・ディレクターから窪塚さんのビデオを渡されました。窪塚さんは力強く演じているだけではなく、心から正直に演じていて、役を心底理解していると感じました。」とコメント。「浅野さんもキチジロー役のオーディションを受けたが、彼の過去作品を観て、通辞役が良いのではないかと思い、お願いをしたらパーフェクトでした」と説明した。

スコセッシ監督の印象について問われた窪塚は、「初日に監督がきれいなスーツを着ていて、汚い酒場で撮影だったんですけど、演出を伝える時に床に手をついて再現していて“スーツが汚れる!”と思いました(笑)」「それくらい熱い思いがあって、作品に向き合っているのだと思いました」とコメント。浅野は、「最初はすごく緊張しましたが、日を重ねる度に楽しかったです。役者として監督がとても期待してくれているのが分かりました」と語った。

その他のキャストには、アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライヴァー、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシなど。『沈黙-サイレンス-』は2017年1月21日(土)に全国ロードショー。

映画『沈黙-サイレンス-』公式サイト:
http://chinmoku.jp/

人気テレビシリーズ『ウォーキング・デッド』、シーズン8に向けての更新が決定

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米テレビ局AMCが、大ヒットテレビシリーズ『ウォーキング・デッド』最新シーズンの制作発注を行っていることが分かった。シーズン7が始まるちょうど1週間前の情報だ。シーズン8は16話構成で、2017年後半に放送開始する予定で、全てのエピソードの後に、クリス・ハードウィックがホストを務めるトーク番組シリーズ『トーキング・デッド』が続く形となる予定だ。

『ウォーキング・デッド』シリーズの評価は、シーズン5で記録した高値からシーズン6でやや減少したものの、18歳~49歳の視聴者層における平均視聴率の6.5という値は、テレビやラジオ、ケーブルテレビの競合たちの台本通りの放送のはるか先を行くものであり、1315万という平均総合視聴率もまた、ガイド上の他の多くの番組を小さく見せるものである。最近の他の多くの番組と同じように、同シリーズもかなりの数の遅れをとった視聴者が上乗せされている。

シーズン5の初回放送で記録された高視聴率記録 ―8.7というとんでもない視聴率と、1729万人の視聴者が実放送の終了後24時間以内に録画しておいた番組を再生視聴する『ライブ・プラス・セイムデイ』で記録された― に匹敵するとは限らないが、リックの信奉者の中核メンバーの1人が、新たに登場する悪役ニーガンによって頭を打ち砕いて殺されることに関する憶測は、おそらくシーズン7の初回放送の視聴者数を大幅に伸ばすことになるだろう。

10月初めにニューヨークで開催されたコミコン(Comic-Con)で、ショーランナー(番組責任者)のスコット・ギンプルは、悪役ニーガンによる犠牲者となった人物が誰であるかは初回放送で明らかになる、とファンに安心を与えた。AMCは、毎年行っている「Fearfest」の一環として、10月16日(現地時間)より、『ウォーキング・デッド』のこれまでのシーズンを88時間にわたり一挙放送中だ。シーズン8まで番組を心待ちにしている人たちは、このマラソン放送で番組との絆を深められる形だ。

『ウォーキング・デッド』シーズン7の初回放送は、10月23日(現地時間)東部時間9時・中部時間8時から始まり、本編終了後には、全ての大虐殺の瞬間を分析する90分間の『トーキング・デッド』が放送される。

ジョン・バーンサル、クライム・スリラー映画『Stingray(原題)』に出演決定

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2016年11月2日より開催されるアメリカン・フィルム・マーケット(AFM)でセールスが始まる、インディペンデント・クライム・スリラー映画『Stingray(原題)』に、ジョン・バーンサルが出演することが決まった。

アンソニー・ヘイズが、自身の脚本をもとに同作を監督する。ディーパー・ウォーターのジョン・シュワルツとミッシェル・シュワルツが、プロデュースを手掛ける。

バーンサルは、影響力のある強力な犯罪者の兄弟を偶然に殺してしまった男を演じる。男は、2日以内に自分自身の家族の中から1人を殺すことを迫られる。

プロデューサーたちは、2017年4月にカナダで同作の撮影を開始することを目指している。

バーンサルは、ベン・アフレック主演の映画『ザ・コンサルタント』に出演し、アフレックの兄弟役を演じた。また、テレビシリーズ『ウォーキング・デッド』シーズン1とシーズン2にシェーン・ウォルシュ役で出演し、Netflixのドラマシリーズ『デアデビル』シーズン2ではパニッシャー役で登場した。さらに、エドガー・ライト監督の次回作となるクライム・スリラー映画『ベイビー・ドライバー』にも出演する。

『Stingray(原題)』の監督を務めるヘイズは、オーストラリア出身の著名な俳優でもあり、これまでに、映画『アニマル・キングダム』、映画『裸足の1500マイル』、テレビシリーズ『The Slap(原題)』に出演している。

バーンサルは、WME(ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント)、バーンスタイン・カンパニー、スローン・オファーと代理人契約を結んでいる。


「『君の名は。』の男主人公が大阪の子だったら……」 ツイートが話題に

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現在公開中の映画『君の名は。』。興行収入は150億円を突破、新海誠監督による『小説 君の名は。』は先日100万部を突破したと報じられるなどいずれも大ヒットとなっている。

そんな中、とある『Twitter』ユーザーが


「君の名は。」の男主人公が東京の子でよかった
大阪の子だったら三葉探しは探偵ナイトスクープに依頼してた

とツイート。翌20日の時点でリツイートや「いいね!」を3万件近く集めるなど大反響。

寄せられた返信の中には、依頼や西田敏行局長の反応などを創作したものもありそちらも多くのリツイートを集めるなどしていた。微妙に作品の内容に触れているものもあるので、映画をまだ観ていない方はご注意のほど。



また、その創作ネタと似たような依頼が実際にあった、というツイートも寄せられていたようである。

※画像は『Twitter』より引用

米ソニー、実写版映画『ムーラン』の監督にテレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の監督を起用

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アレックス・グレイヴス監督が米ソニー・ピクチャーズの実写版新作映画『ムーラン』を手掛けると、複数の情報筋が本紙ヴァラエティに語った。

ジェイソン・ケラーが脚本を執筆し、ダグ・ベオグラードがプロデュースする。ベオグラードが率いる2.0エンターテイメントが共同出資とプロデュースを行う。

同作は、アニメ映画『ムーラン』をもとにした2つのプロジェクトの1つであり、もう片方は米ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが1988年のオリジナル版をもとに手掛ける。ストーリーは、病気になった父親に扮し、軍隊に行く中国の伝説の戦士ファ・ムーランを中心に展開される。

製作の日程はまだ決まっていないが、ディズニーは計画を急ピッチで進める。同社はリメーク版を2018年11月2日に公開すると発表した。

グレイヴスは、テレビシリーズ『ザ・ホワイトハウス』、テレビシリーズ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』、2017年に放映予定のNBCのテレビドラマ『TAKEN(原題)』といったテレビの世界で知られている。また、HBOのテレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の監督の1人でもある。同シリーズの最もアイコン的な戦いとなったオベリン・マーテルとサー・グレガー・クレゲインの戦いに焦点をあてた、激しいアクションシーンを含むエピソード『山と毒蛇』を手掛けた。

グレイヴスはWMEと代理人契約を結んでいる。このニュースは、Deadline Hollywoodが最初に報じた。

映画『パディントン』続編、ヒュー・グラントとブレンダン・グリーソンが出演へ

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ヒュー・グラントが、映画『パディントン』の続編となる映画『Paddington 2(原題)』に出演することが決定した。同作は、既にプリンシパルフォトグラフィー(脚本に沿って、許諾された予 算とスケジュールの範囲内で映画の監督を行って作品を作り上げること)を開始している。

アイルランド出身の俳優ブレンダン・グリーンソンも、英国出身の有名俳優が総出演する同作に出演する。『パディントン』に出演したヒュー・ボネヴィル、サリー・ホーキンス、ジュリー・ウォルターズ、ジム・ブロードベント、ピーター・カパルディ、マドリン・ハリス、サミュエル・ジョスリンのキャスト全員が続編にも出演する。さらに、パディントンと叔母のルーシーのそれぞれの声を演じたベン・ウィショーとイメルダ・スタウントンも出演が決まっている。

『パディントン』は2014年に公開され、批評においても商業的にも称賛と高い評価を受け、全世界でのインディペンデント・ファミリー映画の中で過去最高の2億7000万ドルという興行総収入を記録した。この額には、米国内での7620万ドル、英国内での3790万ポンド(5950万ドル)が含まれている。これは、英国内においては、2014年に公開された映画『ホビット 決戦のゆくえ』に次ぐ2番目に高い興行収入である。

続編は、幸福なことにブラウン一家や地域の人々と和解して皆から愛されるパディントンが、叔母のルーシーの100歳の誕生日に完璧なプレゼントを贈るため奇妙な仕事に乗り出すが、その贈り物が盗まれてしまうというストーリーだ。

グラントは、地元の有名人フェニックス・ブキャナン役を演じる。ブキャナンは、今は落ちぶれているが自惚れやでチャーミングな大物俳優という設定だ。グリーソンは、ひょんなことからパディントンと手を組むことになった悪名高い金庫破りの怪力男“ナックルズ”・マクギンティーを演じる。

監督を務めるポール・キングは、「『パディントン』の世界に戻ってくることができ、この上ない喜びを感じています。パディントンの最初のスクリーンでの冒険が世界中の人々に受け入れられたことは実に喜ばしいことでしたし、ヒューとブレンダンが、パディントンの新しい外の世界への旅をもたらすためにキャストとして加わってくれたことにこれ以上ない位に興奮しています」と、語った。

『Paddington 2(原題)』は、ヘイデイ・フィルムズとスタジオカナルが共同製作し、デヴィッド・ハイマンがプロデュースを手掛け、キングが監督する。キング監督は、サイモン・ファーナビーと共に脚本も執筆した。同作は、スタジオカナルがファイナンスをすべて行い、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドでの配給を担う予定で、仏以外でのセールスも担当している。

【今週公開のコワイ映画】2016/10/21号:ロブ・ゾンビ最新作『31』、ニコラス・ケイジ主演『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』

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今週公開の怖い映画をご紹介します。

今週は、『マーダー・ライド・ショー』やリメイク版『ハロウィン』で知られるロブ・ゾンビ監督の最新作、『31』が公開に。狂人ピエロ集団から12時間逃げ延びれば生きて解放される恐ろしいデスゲームを描きます。高橋ヨシキさんが手掛けた日本版ビジュアルもクールですね! 真ん中に鎮座ましますのはロブ・ゾンビ監督の奥様でもあるシェリ・ムーン・ゾンビ様でございます。

そしてニコラス・ケイジ主演のハロウィン・ホラー『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』も公開でございます。ハロウィンの夜に姿を消す子どもたち……彼らが最後に告げる「幽霊に借りを払って(Can you pay the ghost?)」の意味とは? その真相は是非劇場で!

それでは今週も、いってらっしゃい!

予告編が表示されない方は元記事をご覧ください

『31』 10月22日公開

上映館:新宿シネマカリテほか
この映画の記事:【笑顔がこわい】ルールは一つ・生き残るだけ! 殺しのピエロがニヤリと微笑むロブ・ゾンビ最新作『31』予告編解禁
リンク:映画公式サイト

『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』 10月22日公開

上映館:渋谷シネパレスほか
この映画の記事:ハロウィンの夜は子どもが消える――ニコラス・ケイジの困り顔が炸裂する『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』
リンク:映画公式サイト

映画『シン・ゴジラ』、映画『君の名は。』が東宝の収益を大幅に押し上げる

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日本の大手映画配給・興行会社の東宝は、2016年度の業績予想を修正し、最終利益が対前年比28%増収の330億円になると発表した。

当初の予想では14%減収の見込みだった。東宝の2016年度の決算は2017年2月である。

上方修正の大きな理由は2つ。8月31日の公開からわずか52日で興行収入150億円に達した新海誠監督のヒットアニメ映画『君の名は。』と、7200万ドルの興行収入を記録する見込みの映画『シン・ゴジラ』によるものである。

東宝の常務取締役の浦井敏之は「新海監督の『君の名は。』がここまで大きくなるとは予想できなかった」と述べた。

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