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パティ・ジェンキンス監督、映画『ワンダーウーマン』に対するジェームズ・キャメロンによる批判に反論

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8月24日(現地時間)、最近のインタビューで映画『ワンダーウーマン』を “一歩後退している” と批評したジェームズ・キャメロンに対して、同作を手掛けたパティ・ジェンキンス監督が反論した。

ジェンキンス監督はツイッターで、「キャメロン監督が、世界中の女性にとってワンダーウーマンがどんな存在なのかを理解できないことは、驚くべきことではありません。彼は素晴らしい映画製作者ですが、女性ではないからです」と、述べた。

英ガーディアン紙のインタビューでキャメロン監督は、ハリウッドの『ワンダーウーマン』に対する “自画自賛の評価” は間違っていると語った。

キャメロン監督は続けて、「ワンダーウーマンは物として見られる女性の象徴であり、男性優位のハリウッドがこれまでしてきたことを繰り返しているだけです!この作品が良くないと言っているわけではありませんが、私には後退しているように感じます」と、述べた。

主役に強い女性を登場させるキャメロン監督は、映画『ターミネーター2』に登場するサラ・コナーを引き合いに出して次のように称賛した。「コナーは美の象徴ではありませんでした。間違いを犯し問題を抱えた酷い母親でした。そして彼女の純粋な勇気によって観客は彼女を尊敬しました」

キャメロン監督のコメントは、すぐにツイッターで強い批判の的になった。多くの人は、キャメロン監督の発言を性差別的だと語った。

ジェンキンス監督はツイートで、かつてキャメロン監督が、ジェンキンス監督の映画『モンスター』を称賛したことにも触れた。同作で連続殺人犯のアイリーン・ウォーノスを気骨を持って演じたシャーリーズ・セロンは、第76回アカデミー主演女優賞を受賞した。

ジェンキンス監督は、「『モンスター』と作品に登場する強いけれども傷ついた女性をキャメロン監督が評価してくれたことには感謝しています。しかし、もしも女性が強くあるために、常に困難で辛い状況で問題を抱えていなければならず、魅力的で愛情に溢れているという理由であらゆる女性を多面的に称賛することができないのであれば、私たちは大して進歩しているとは言えないのではないでしょうか」と、語った。

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