【特選映画レビュー】『淵に立つ』:日常への懐疑、観客は崖っぷちに置き去りにされる
今年のカンヌ国際映画祭『ある視点部門』で審査員賞を受賞し、現在公開中の映画『淵に立つ』。EUのTV局ARTEは「今年のカンヌで最も残酷な映画」と評したが、その「残酷さ」とは分かりやすい猟奇殺人やスプラッターの類ではない。誰しもの日常に潜む、見て見ぬふりをしていた闇を、目の前に突き付けられたまま置き去りにされるような「残酷さ」だ。 家族とは、1人では生きていけない弱い個人の集合体...
View Articleフル3DCG映画『GANTZ:O』奥浩哉インタビュー「“誰も観たことがない”という刺激に飢えている人たちに」
TVアニメシリーズ、実写映画化もされた大ヒット漫画「GANTZ」がフル3DCGアニメーション映画『GANTZ:O(ガンツ:オー)』となり、いよいよ10月15日より公開となります。...
View Article『彼岸島 デラックス』松本光司先生インタビュー「子供の頃のホラー映画体験が作品に影響を与えている」
シリーズ累計700万部を誇る「彼岸島」の実写映画作品『彼岸島 デラックス』が2016年10月15日に公開。「彼岸島」実写化で最も困難とされるのが、「邪鬼」(おに)と呼ばれる巨大モンスターの表現。本作では、表情や筋肉の動きなど細部の細部までこだわり抜いた最新のCG 技術により、原作で人気の邪鬼たちがド迫力のスケールで再現されています。...
View Article『ジェイソン・ボーン』を“クラヴマガ”経験者はこう観た「ボーンよ、わざとやられている?」
極限まで臨場感を追求したアクションシーンと、ノンストップで展開されるストーリー…それまでの映像表現の限界を打ち破り、その後のアクション映画の新機軸となった“ボーン”シリーズ。最新作『ジェイソン・ボーン』が現在公開中です。...
View Article【今週公開のコワイ映画】2016/10/16号:コミック実写化『彼岸島 デラックス』、黒沢清最新作『ダゲレオタイプの女』
今週公開の怖い映画をご紹介します。 今週は、松本光司先生のベストセラーコミック『彼岸島』を実写映画化したアクションホラー『彼岸島 デラックス』が公開に。吸血鬼ウイルスに感染した人間と“邪鬼(おに)”とよばれる化け物がはびこる“彼岸島”でのサバイバルを描く物語。今回の映画では、原作の中でも人気の高いエピソードである宮本兄弟の対決が描かれています。 そして、今年『クリーピー...
View Article【独占記事】ミシェル・ウィリアムズ、ショーン・ダーキン監督のジャニス・ジョプリン自伝映画に出演交渉中
ミシェル・ウィリアムズが、ロックスター・アイコンであるジャニス・ジョプリンの自伝映画『Janis(原題)』に出演する交渉中だ。同作は、映画『マーサ、あるいはマーシー・メイ 』を手掛けたショーン・ダーキンが監督を務める。...
View Article映画『X-MEN:アポカリプス』のラナ・コンドル、ジェームズ・キャメロンの映画『Alita: Battle Angel(原題)』に出演決定
映画『X-MEN:アポカリプス』でジュビリー役として長編映画デビューを果たしたラナ・コンドルが、ジェームズ・キャメロンの映画『Alita: Battle Angel(原題)』にローサ・サラザール、ジャッキー・アール・ヘイリー、エイザ・ゴンザレス、クリストフ・ヴァルツと共に出演することが明らかになった。 『Alita: Battle...
View Article映画『Justice League(原題)』、アンバー・ハード演じるアトランティスの女王メラのファーストルックが公開
米ワーナー・ブラザースが、アンバー・ハードが演じるアトランティスの女王メラのファーストルックを公開した。ハードは、ザック・スナイダー監督の映画『Justice League(原題)』と、これから公開される新作映画『Aquaman(原題)』に同役で出演する。 『Justice...
View Articleハロウィンの夜は子どもが消える――ニコラス・ケイジの困り顔が炸裂する『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』
10月に入ると特に意味もなくスーパーやコンビニに並ぶお菓子のパッケージにカボチャが描かれる“ふんわりハロウィン”が定着しつつありますが(カボチャ味ですらないのはなんなの!?)、ハロウィンの歴史に幽霊要素を交えて描くホラー『ペイザゴースト ハロウィンの生贄』がシーズン真っ只中の10/22に日本公開。主演は唯一無二の魅力を放つ俳優ニコラス・ケイジです。...
View Article米ディズニー、『ドン・キホーテ』の映画化を進行中
映画『ハンガー・ゲーム』や映画『キャプテン・フィリップス』の脚本で知られるビリー・レイが、小説『ドン・キホーテ』の映画化作品でプロデュースと脚本を手掛けることが決まったと、情報筋が本紙に明かした。 レイはゴードン・グレイと共にプロデュースする。...
View Articleいい映画にはおいしいごはんとうまい酒! 『キネマ旬報』最新号はジュワッとさんまが表紙
長寿映画雑誌『キネマ旬報』がめしテロ特集!? 10月20日発売の最新号・11月上旬号の表紙に『深夜食堂』の小林薫演じる「めしや」のマスターと、七輪で炙られた秋刀魚が登場します。 また、巻頭特集は「いい映画にはおいしいごはんとうまい酒」。そうそう、いい映画って本当にごはんと酒がうまそうなのよ!...
View Articleトム・ホランド、映画『スパイダーマン:ホームカミング』について語る
スパイダーマンの衣装は少し窮屈だが、壁登りをする男がまとうこのスーツにも慣れてきたと、トム・ホランドは認めた。 ホランドは、ニューヨーク映画祭における映画『The Lost City of Z(原題)』のプレミアで、「スーツは最高ではないけれど、たまに着心地が悪いと感じたときは、あのスーツを着たいとあこがれる俳優たちの長いリストを思い出し、『分かるか?...
View Article映画『沈黙』スコセッシ監督が来日 窪塚洋介・浅野忠信のキャスティング理由を語る
『タクシードライバー』『ディパーテッド』のアカデミー賞監督マーティン・スコセッシが、戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の『沈黙』(新潮文庫)を映画化。10月19日(水)、映画『沈黙-サイレンス-』の来日記者会見がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、スコセッシ監督、物語の重要な鍵を握るキチジロー役を演じた窪塚洋介、通辞役の浅野忠信が登壇した。...
View Article人気テレビシリーズ『ウォーキング・デッド』、シーズン8に向けての更新が決定
米テレビ局AMCが、大ヒットテレビシリーズ『ウォーキング・デッド』最新シーズンの制作発注を行っていることが分かった。シーズン7が始まるちょうど1週間前の情報だ。シーズン8は16話構成で、2017年後半に放送開始する予定で、全てのエピソードの後に、クリス・ハードウィックがホストを務めるトーク番組シリーズ『トーキング・デッド』が続く形となる予定だ。...
View Articleジョン・バーンサル、クライム・スリラー映画『Stingray(原題)』に出演決定
2016年11月2日より開催されるアメリカン・フィルム・マーケット(AFM)でセールスが始まる、インディペンデント・クライム・スリラー映画『Stingray(原題)』に、ジョン・バーンサルが出演することが決まった。 アンソニー・ヘイズが、自身の脚本をもとに同作を監督する。ディーパー・ウォーターのジョン・シュワルツとミッシェル・シュワルツが、プロデュースを手掛ける。...
View Article「『君の名は。』の男主人公が大阪の子だったら……」 ツイートが話題に
現在公開中の映画『君の名は。』。興行収入は150億円を突破、新海誠監督による『小説 君の名は。』は先日100万部を突破したと報じられるなどいずれも大ヒットとなっている。 そんな中、とある『Twitter』ユーザーが 「君の名は。」の男主人公が東京の子でよかった大阪の子だったら三葉探しは探偵ナイトスクープに依頼してた — 荷桐寿司 (@u_osusi) 2016年10月18日...
View Article米ソニー、実写版映画『ムーラン』の監督にテレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の監督を起用
アレックス・グレイヴス監督が米ソニー・ピクチャーズの実写版新作映画『ムーラン』を手掛けると、複数の情報筋が本紙ヴァラエティに語った。 ジェイソン・ケラーが脚本を執筆し、ダグ・ベオグラードがプロデュースする。ベオグラードが率いる2.0エンターテイメントが共同出資とプロデュースを行う。...
View Article映画『パディントン』続編、ヒュー・グラントとブレンダン・グリーソンが出演へ
ヒュー・グラントが、映画『パディントン』の続編となる映画『Paddington 2(原題)』に出演することが決定した。同作は、既にプリンシパルフォトグラフィー(脚本に沿って、許諾された予 算とスケジュールの範囲内で映画の監督を行って作品を作り上げること)を開始している。...
View Article【今週公開のコワイ映画】2016/10/21号:ロブ・ゾンビ最新作『31』、ニコラス・ケイジ主演『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』
今週公開の怖い映画をご紹介します。 今週は、『マーダー・ライド・ショー』やリメイク版『ハロウィン』で知られるロブ・ゾンビ監督の最新作、『31』が公開に。狂人ピエロ集団から12時間逃げ延びれば生きて解放される恐ろしいデスゲームを描きます。高橋ヨシキさんが手掛けた日本版ビジュアルもクールですね! 真ん中に鎮座ましますのはロブ・ゾンビ監督の奥様でもあるシェリ・ムーン・ゾンビ様でございます。...
View Article映画『シン・ゴジラ』、映画『君の名は。』が東宝の収益を大幅に押し上げる
日本の大手映画配給・興行会社の東宝は、2016年度の業績予想を修正し、最終利益が対前年比28%増収の330億円になると発表した。 当初の予想では14%減収の見込みだった。東宝の2016年度の決算は2017年2月である。...
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