
8月11日(現地時間)早く、映画『Deadpool 2(原題)』の撮影現場で1人のスタントウーマンが亡くなり、同日、ライアン・レイノルズが声明を発表した。
レイノルズは「今日、『デッドプール』の撮影中に、僕らは悲劇的にもクルーの1人を亡くしました」というメッセージをツイッターに投稿。「僕らは悲しみに打ちひしがれ、ショックを受け、ひどく落ち込んでいます。しかし、彼女の家族や最愛の人たちがこの瞬間に感じているに違いない悲しみと説明できない痛みには、近づくことすらできないと思います。彼女がこの世界で触れ合ったあらゆる人々に対して、僕の心はあふれ出ています」と綴った。
問題の事件は、午前8時20分ごろに起きた。複数の目撃者によれば、ジョイ・SJ・ハリスと確認されているスタントの女性が、バイクのコントロールを失い、ショウ・タワー1階のスタジオのガラスに激突、突き抜けたという。
WorkSafeBCの広報担当者は、本誌ヴァラエティに対し、この事故に関して長期にわたる調査を開始したと伝えた。
デヴィッド・リーチ監督も、女性の死を悼んだ。「私は今日、スタントパフォーマーの1人を失ったことを、深く悲しんでいます」と彼は声明に綴った。「どんな言葉をもってしても、私や『Deadpool 2(原題)』のクルーがこの悲劇について感じていることを説明できません。この困難な時に、我々の考えは、彼女の家族や友人、そして最愛の人々とともにあります」と綴った。
米20世紀FOXも、この悲劇的な出来事についてコメントした。ある広報担当は、「我々は今朝『Deadpool 2(原題)』の撮影現場で起こったアクシデントを、深く悲しんでいます」と述べた。「この困難な時において、我々の心と祈りは、彼女の家族や友人、そして我々のクルーの同僚たちとともにあります」とも語った。
『Deadpool 2(原題)』はレイノルズが主演し、レット・リースとポール・ワーニックによる脚本を基に、リーチが監督している。TVシリーズ『アトランタ』でブレイクしたザジー・ビーツとジョシュ・ブローリンらが重要な役で出演する。2018年の6月1日に米劇場公開する予定だ。
レイノルズは『デッドプール』の独立作品のアイデアを、1本目の長編映画が劇場公開する10年以上前に支持したことで知られている。彼は原作コミックを2004年に読み、その5年後に最初の脚本の草稿ができた。その数年後にようやく映画のゴーサインが出され、2016年、劇場公開にこぎつけた。
『デッドプール』の成功は大きな安心となり、レイノルズは本誌ヴァラエティの表紙特集にて、「この役は、僕たちが正しく描けると感じた」と語っていた。
投稿は以下。
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) August 14, 2017