J・K・ローリング原作の映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』シリーズ第2作目となるタイトル未定の続編映画が、映画『ハリー・ポッター』シリーズの撮影が行われたロンドン郊外にある米ワーナー・ブラザースのリーブデン・スタジオで、7月3日(現地時間)にプリンシパル・フォトグラフィーを開始した。
米ワーナーは、同シリーズ1作目の最後で正体が明らかになったジョニー・デップ演じる闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドと対決するために、エディ・レッドメインが魔法動物を愛するニュート・スキャマンダーとして戻って来るという続編の詳細を発表した。
続編では、ジュード・ロウが、未来のホグワーツ魔法魔術学校校長アルバス・ダンブルドアの若かりし頃を演じる。映画『ハリー・ポッター』シリーズでは、故リチャード・ハリスとマイケル・ガンボンが同役を演じた。続編は、1作目の最後にスキャマンダーがグリンデルバルドを捕獲した直後の1920年代のパリを舞台とする。
米ワーナーは、「グリンデルバルドは劇的な脱出を遂げ、魔法使い ―とりわけ非魔法的な存在-との関係を高めることでより多くの信者を集めてきました。グリンデルバルドを止めることができる唯一の人物は、かつて彼が親友と呼んだアルバス・ダンブルドアだけです。しかしダンブルドアは、以前グリンデルバルドを阻止したかつての教え子ニュート・スキャマンダーの助けが必要となるでしょう」と、明かした。
ティナ・ゴールドスタイン(キャサリン・ウォーターストン)、クイニー・ゴールドスタイン(アリソン・スドル)、ジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)も続編に出演する。グリンデルバルドを阻止するための取り組みについて米ワーナーは、「ますます危険で分断が進む魔法世界の中での新たな危機に直面するため、彼らの忠誠心が試されることになるでしょう」と、語った。カラム・ターナーも、ニュートの兄テセウス・スキャマンダー役で再演する。さらに、1作目の移動の終わりにどうなったのか不明だったクリーデンス・ベアボーンをエズラ・ミラーが再演する。
ゾーイ・クラヴィッツは、1作目で少しだけ登場したリタ・レストレンジを演じる。クラウディア・キムは、魔法使いのサーカスのアトラクションを紹介する若い女性役を演じる。
1作目と同様に、ローリングが脚本を手掛ける。デヴィッド・イェーツが監督として続投する。ローリング、デヴィッド・ハイマン、スティーヴ・クローヴス、ライオネル・ウィグラムがプロデュースを手掛け、ニール・ブレア、リック・セナト、ダニー・コーエンがエグゼクティブ・プロデューサーを務める。
また、ユスフ・カマという魔法使いをウィリアム・ナディラン、グリッソムという賞金ハンターをイングヴァール・シーグルソン、魔法使いのサーカスを運営するスケンダーをオラフル・ダッリ・オラフソン、米国魔法教会(MACUSA)に出席するアバナシーをケヴィン・ガスリーが演じる。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の1作目は全世界で8億ドルの興行総収入を記録した。続編は、2018年11月に米劇場公開が見込まれており、5作に渡り劇場公開される同シリーズの第2作目となる。