米20世紀フォックスは、Boom!コミックスの原作をもとにした映画『Irredeemable(原題)』に、映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』の脚本・監督を務めたアダム・マッケイを起用することを決定した。
同作は、映画『ヘンゼル&グレーテル』の脚本・監督を務めたトミー・ウィルコラが脚本を執筆中だ。マッケイは、『マネー・ショート』でチャールズ・ランドルフと共に第88回アカデミー賞脚本賞を受賞した。
プロデューサーには、Boom!スタジオのロス・リッチー、ステファン・クリスティーに加え、ゲーリー・サンチェス・プロダクションのマッケイとケビン・メシックが名を連ねる。アダム・ヨエリンは共同プロデューサーを務める。Boom!スタジオは、米20世紀フォックスとのファースト・ルック契約を交わしている。
マーク・ワイドが手掛けたコミック『Irredeemable(原題)』は、2009年から2012年にかけて合計37号が発行され、地球に住む人類の虐殺を始める堕落したスーパーヒーローのプルトニアンが物語の中心となる。プルトニアンの元同志達であるスーパーヒーロー集団のパラダイムが、大暴れするプルトニアンを阻止する方法を見つけようと試みるが、誰一人として世界を人質にとる狂人のプルトニアンほど強くない。そこでパラダイムは、一か八か有名なスーパーヴィラン(悪役)に助けを求める。
マッケイがこれまでに監督した作品には、映画『俺たちニュースキャスター』、映画『タラデガ・ナイト オーバルの狼』、映画『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-』、映画『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』、映画『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』がある。
ウィルコラは、CAA(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)、プリンシペイト・ヤング・エンターテイメント、弁護士のマイケル・シェンクマンと、マッケイは、WME(ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント)、モザイクとそれぞれ代理人契約を結んでいる。このニュースはデッドライン・ハリウッドが最初に報じた。