オランダ人女優のシルヴィア・フークスが、アルコン・エンターテインメントによる映画『ブレードランナー』の続編の中心人物を演じることが決定した。同作には、ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、ロビン・ライト、アナ・デ・アルマス、デイヴ・バウティスタが出演する。
アルコン・エンターテインメントの共同創設者で共同CEOのアンドリュー・コソーヴとブロデリック・ジョンソンが、4月26日(現地時間)に発表した。ドゥニ・ヴィルヌーヴ(映画『ボーダーライン』)が監督を務め、7月に撮影開始する予定だ。
同作は、米ワーナー・ブラザースにより2017年10月6日に北米公開予定で、米ソニー・ピクチャーズ・リリーシング・インターナショナルが、米国外の海外のすべてのメディアでの配給をおこなう予定だ。
フークスは、2010年の第83回アカデミー賞外国語映画賞のオランダ代表作品に選ばれたルドルフ・ヴァン・デン・ベルフ監督の映画『Tirza(原題)』に出演した。その他の出演作は、映画『Het Meisje en de Dood(原題)』、映画『Duska(原題)』、映画『鑑定士と顔のない依頼人、』、映画『The Storm(原題)』がある。
フークスは、2007年のヨス・ステリング監督の『Duska』で映画デビューしてブレイクし、オランダ映画祭でゴールデン・カーフ賞(オランダでのアカデミー賞と同等)を受賞した。
ジョンソンとコソーヴは、「シルヴィア(フークス)は輝かしい才能を持ち、幅広い役をこなす非常に素晴らしい女優です」と語り、「非常に洗練されたこの国際色豊かなキャストに彼女が加わることは、完全に適しています」と、続けた。
『ブレード・ランナー』の続編は、1982年のオリジナル版から数十年後が舞台で、フォードがリック・デッカードを再び演じる。リドリー・スコットが監督したオリジナル版は、2019年のロサンゼルスが舞台で、デッカードが別世界の植民地から逃げ出した4体のレプリカントを追うストーリーだ。
作家フィリップ・K・ディックの短編小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をもとに、ハンプトン・ファンチャーとデヴィッド・ピープルズが初期原案を手掛け、ファンチャーとマイケル・グリーンが脚本を執筆した。
『ボーダーライン』を撮影したロジャー・ディーキンスが、続編のシネマトグラファーとしてヴィルヌーヴ監督と再びチームを組む。続編は、2017年10月6日に米劇場公開となる。
2011年、アルコン・エンターテインメントは、『ブレードランナー』の前日譚と続編の権利を、プロデューサーのバッド・ヨーキンとシンシア・サイクス・ヨーキンから獲得した。続編のプロデューサーには、ジョンソン、コソーヴ、シンシア・サイクス・ヨーキンが名を連ね、バッド・ヨーキンもプロデューサーとなる。
サンダーバード・フィルムズのCEOのフランク・ギストラとティム・ギャンブルがエグゼクティヴ・プロデューサーを務め、スコット、ビル・カラッロもエグゼクティヴ・プロデューサーを務める。
フークスは、ICMパートナーズ、ヴィラマイン・チュイップ/コッパー・オン・コ、ギャング・タイヤ・レイマー・アンド・ブラウンのチェリル・スノーと代理人契約を結んでいる。