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若手注目女優の吉倉あおいが出演した青春映画『ゆるせない、逢いたい』は、社会的に問題意識が高まっている“デートレイプ”を題材にした衝撃的な一作。17歳の女子高生が経験するビターな味わいの恋について、世代が近い彼女は何を受け止め、何を想ったか――。
本作は基本的には淡い青春映画だが、“デートレイプ”というシリアスなテーマが実にセンセーショナルだ。演じるヒロインは愛する交際相手に乱暴されてしまうが、その複雑な立場になった女性の気持ちを表現することに、吉倉は女優として惹かれたことを正直に明かす。「女性として一番傷つくことや、そこに立ち向かっていく姿を世の中の人に見てほしいと思いました。同時に、それは演じたかったテーマで、キャラクターでもあったので、わたしにしかできないかもとふと思って、どうしても演じたいという想いになりましたね」。
実は本人たちの主観によって意味が変わるので、他人が介入しにくいという複雑な性質がある。吉倉自身、「恋って、けっこう周囲には理解できないことが多いですよね。どうしてこのふたりなのか、どうしてのこの人なのかということは、結局は当事者にしかわからないことだと思います」と難しい問題という自覚があって、演じる上でも葛藤したそう。「今回の映画のエピソードも、世の中に実際にあるケースだと思います。被害に遭った方が事件とどう対峙して、乗り越えていくかは人それぞれだと思いますが、難しい問題ですよね」。
ただ、恋そのものに、否定的になる必要はない。後悔や失敗が怖くて恋に臆病だという吉倉も、「若い時は、突っ走ったほうがいい気もします」と同世代にメッセージを送る。「ただ、少なくとも、恋をしているほうが魅力的になるというか、人生もキラキラと輝くとは思うので、わたしの場合は課題が多いですが、努力はしたいと思いますね（笑）。この映画にも、そういうキラメキの瞬間も描いているので、いろいろなことを感じてほしいですね」。
映画『ゆるせない、逢いたい』は、全国順次公開中！
【関連情報】
映画『ゆるせない、逢いたい』公式サイト
http://yuru-ai.com/
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