映画『ハンガー・ゲーム』シリーズが完結した今、ジェニファー・ローレンスは、次なる大きなプロジェクトに照準を合わせている。
アカデミー賞受賞俳優としての次章となるキャリアを始めるにあたり、ローレンスはカメラの後ろ側に立ちたいようだ。
エンターテイメント・ウィークリー誌が選ぶ、今年のエンターテイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたローレンスは、同誌に、「コメディ作品の監督もしてみたい」 「演技するのと同じぐらいに監督を経験してみたかった。ただ監督をやればいいだけのことだから、特にこのことについて話はしない」と、語った。
25歳のローレンスは、ある記事をもとにした映画『Project Delirium(原題)』を指揮する予定だ、と語った。
「『Project Delirium(原題)』という作品の監督を務める契約をした。この作品は、60年代の冷戦時代に行われた、誤って悲惨な状況に陥ってしまう酸性実験についての記事がもとになっている。とても面白いの。16歳の時からずっと監督をしたいと思っていて、いつも、何かそのためのステップを行うべきだと思っていた。もっと早くに監督しようとしていたら、まだその用意は出来ていなかったと思う。今は、本当に監督をする用意ができていると感じる」と、ローレンスは続けた。
ローレンスは、このコメディ作品の脚本をエイミー・シューマーと執筆する計画があることをすでに公表し、徐々に、ハリウッドの新たなマルチ俳優となりつつある。
ローレンスは同作のストーリーについて、「私たちは姉妹を演じる」 「脚本はほとんど書き終えた。まるで私たちから流れ出てきたようだった」と、8月の終わりにニューヨーク・タイムズ紙に語った。
しかしながら、だからと言って、ローレンスが、今まで一緒に数多くのコラボレーションを行ってきたデヴィッド・O・ラッセル監督とはもう仕事をしないということではない。2人は、12月25日のクリスマスに米公開される映画『JOY(原題)』で3度目のチームを組んだ。ローレンスは、ラッセル監督との最初の映画『世界にひとつのプレイブック』で、第85回アカデミー賞主演女優賞を獲得した。
ローレンスは、「デヴィッド監督と私はこれから絶対に、絶対に、絶対にまた一緒に映画を作るでしょう」とエンターテイメント・ウィークリー誌に語り、「私はデヴィッド監督をとても愛していて、時々涙なしでは語れない。見て!もう涙が出ているでしょ。私は、デヴィッド監督の観察、目の動き、言ったことや言わないことのすべてを理解している。私たちは相性が最高にぴったりなの」と、続けた。