映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開日となる12月18日を目前にして、米ウォルト・ディズニーとルーカスフィルムは、新キャラクターのポスターシリーズを公開した。ハン・ソロ(ハリソン・フォード)、レイア姫(キャリー・フィッシャー)、カイロ・レン(アダム・ドライバー)、フィン(ジョン・ボイエガ)、レイ(デイジー・リドリー)をフィーチャーし、レイア姫以外はそれぞれの武器を構えている。
このポスターは最新の予告編と共に公開され、人々が公開をとても楽しみに待っている同作の、多岐にわたる宣伝の中で最新のものだ。同作は10月のチケット先行販売で新記録を樹立した。
すでに公開された劇場版ポスターや全ての予告編と同様に、マーク・ハミル演じるルーク・スカイウォーカーは、宣伝用の素材でもまだ露骨に姿を見せていない(とはいえ、彼のロボットハンドが、信頼するドロイドのR2-D2に手を伸ばしているシーンがあるが)。J・J・エイブラムス監督は最近、米通信社アソシエイテッド・プレス(Associated Press)に、ルークの不在について、「アクシデントではない」と語った。
ルークはどこにいて、何があったのか?用心深いことで有名なエイブラムス監督は、「それは良い質問だ。あなたが答えを見つけるのを待ちきれない」と、とぼけて見せた。
実際、ルーク・スカイウォーカーは、同作の物語の背後で別の話を進めているのかもしれない。ルーカスフィルムのCEOであるキャスリーン・ケネディは、以前、エイブラムス監督とストーリーについて話し、何を考えているかを明確にしていく中で、「ルーク・スカイウォーカーとは誰?」と、シンプルな質問を投げたことによって、エイブラムス監督が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を手掛ける興味を損なってしまったことを認めた。
しかし、だからといって、我々の謙虚なヒーローがダークサイドに堕ちることを意味するだろうか?ケネディは最近、エンターテイメント・ウィークリー(Entertainment Weekly)に、「私たちがずっと話をしている作品のテーマとアイデアは、オリジナルの映画から引き継がれていたもので、私たちは、明確な強い願望と、善と悪や明と暗の間で板挟みのキャラクターを探している。・・・ジョージ(・ルーカス)は、誰にでもある何が善で何が悪かの間の葛藤について頻繁に話していた。ジョージはいつも悪になることは善であるよりも簡単であると感じていた。全ての人が同意するか分からないけど、私は、それは常に興味深い葛藤だと思う。だから、これは最新作(エピソード7)の中で扱うテーマの大きな部分だ」と、語った。
シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、米国・日本ともに12月18日に劇場公開する。