ライオンズゲートは、監督および最新の脚本のエグゼクティブ・プロデューサーに決まったディーン・イズラライトと共に、新たな『パワーレンジャー』を演じる俳優を探し始めた。
本紙ヴァラエティが情報筋から確認したところによると、スタジオは若手タレントのテスト撮影を始めようとしており、チームを構成する将来有望な俳優と女優を検討している。”ブラック・レンジャー”ことザック役のテストには、ダニエル・ゾヴァット(『It Follows(原題)』)、ロス・バトラー(『Chasing Life(原題)』)、ブライアン・セン・マークが、また”レッド・レンジャー”ことジェイソン役には、KJ・アパ(『Shortland Street(原題)』)、オースティン・バトラー(『The Shannara Chronicles(原題)』)、ミッチェル・ホープ(『Descendants(原題)』)が含まれているという。
情報筋はさらに、ナオミ・スコット(『オデッセイ』)、新人のステファニー・スコットが”ピンク・レンジャー”ことキンバリー役の候補になっていると話した。内部関係者によると、スタジオはチームをより良いものにする新鮮な顔を探している。また、対立する敵役として大物俳優を探している模様だが、まだオファーはされていない。
脚本はアシュリー・エドワード・ミラー(『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』)とザック・ステンツ(『マイティ・ソー』)が担当し、プロデューサーにはオリジナル版の『パワーレンジャー』を手がけたハイム・サバンを始め、ブライアン・カセンティーニ、アリソン・シェアマー(『シンデレラ』)が名を連ねる。
ストーリーは、初期のテレビシリーズ『パワーレンジャー(原題:Mighty Morphin Power Rangers)』を再び想起させるものになる。宇宙から与えられた能力に気づいた高校生グループが、”ゾード”として知られる巨大戦闘ロボットと共に世界を救うために力を合わせるというものだ。
1993年に米FOXキッズで放送した同シリーズは大衆文化現象となり、1995年に公開された劇場版映画『パワーレンジャー』にも着想を与えた。オリジナル版のシリーズは1996年まで放映し、続編はシンプルに『パワーレンジャー』(『Power Rangers(原題)』)と名前を変え、シーズンごとに異なるサブタイトルがつけられた。
後々のシリーズでは、ティーンエイジャーの肩書きは毎年、新しい役柄とロボットの名前に置き換えられた。劇場版第2弾となる『パワー・レンジャー・ターボ 誕生!ターボパワー』は1997年に米国で公開され、『パワーレンジャー』シリーズの『パワーレンジャー・ジオ』と『パワーレンジャー・ターボ』をリンクする作品として描かれた。この番組は日本で長期に渡って放送されている『スーパー戦隊』シリーズを改変したもので、日本の映像を再利用することで制作費を抑えた。
リブート版の映画『パワーレンジャー』は2017年1月13日に公開され、同じ日に公開するガイ・リッチー監督の『Knights of the Roundtable: King Arthur(原題)』に対抗する作品として期待されている。
ライオンズゲートは、コメントを差し控えた。