日本の人気ホラー映画をハリウッドでリメイクした『ザ・リング』シリーズの最新作『Rings(原題)』が公開延期となった。
米パラマウント・ピクチャーズは、11月13日に公開予定だった『ザ・リング』シリーズ3作目の公開日を延期することを発表した。まだ具体的な新しい公開日は発表されていないが、2016年の1月から3月の間になりそうだ。
このスケジュール変更は、パラマウントの他の新作映画の公開日の影響によるものだ。ノンフィクション作家マイケル・ルイスのベストセラーをもとにアダム・マッケイが監督を務めた『The Big Short(原題)』が予定よりも早い年内公開となり、また、『マルコヴィッチの穴』や『エターナル・サンシャイン』の脚本家チャーリー・カウフマンの新作『Anomalisa(原題)』も第88回アカデミー賞へ向けた賞レースに参加するべく12月末の公開となった。
『Rings(原題)』の当初のスケジュールでは、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの共演作『By the Sea(原題)』やチリの炭鉱事故をもとにした映画『The 33(原題)』、コメディ映画『Love the Coopers(原題)』と公開日をぶつける予定だった。
『Rings(原題)』は、『アルマゲドン・パニック』の監督、F・ハビエル・グティエレスが監督を務め、新人俳優のマチルダ・ルッツとアレックス・ローが出演する。また、テレビシリーズ『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』の主人公レナード役でお馴染みのジョニー・ガレッキも出演する。以前『The Ring 3D(原題)』とタイトルが付けられていた同作は、シリーズ1作目『ザ・リング』(2002年公開)から13年後の現代を舞台にする設定で、呪われたテープが10年以上もの時を経て再びスクリーンに戻ってくることになる。
同作は、ローリー・マクドナルドとウォルター・パークスがプロデュースを手掛け、デヴィッド・ルーカ、ヤコブ・アーロン・エステス、アキヴァ・ゴールズマンらが脚本を担当する。