リドリー・スコット監督は映画『プロメテウス』の続編に関して、完結した1本の映画ではなく、いくつかのシリーズものとする計画のようだ。
ドイツのサイトであるフィルムフッター(FilmFutter.com)のインタビューで、スコットはシリーズの続編について語った。続編は来年2月から撮影をスタートする見込みで、ノオミ・ラパスとマイケル・ファスベンダーが再び出演する。そして、そのストーリーがどのようにして映画『エイリアン』の世界につながるのかを説明するために、1本の映画では不十分だという。
「それは次回作では明らかにならないと思うよ」とスコットはサイトに語った。「その後に予定している作品か、もしくは我々が『エイリアン』シリーズにたどり着くのは、ひょっとしたら4作目になるかもしれないね」
スコットはどのようにして異星人、通称ゼノモーフ(オリジナルシリーズのエイリアンの生物形態)が誕生したのか、そしてその創造主の目的について、映画『プロメテウス』でどのように説明し、可視化できるかを分析し続けた。
「私は常々、エイリアンはある種の細菌戦の類だと思っていた。私がクロワッサンと呼んでいるあのオリジナルの宇宙船は、破壊が全てであるバイオメカノイド(人間と機械が混合したもの)たちを保有する戦艦だと思っていた」と彼は語った。
映画『プロメテウス』シリーズの一方で、米FOXもニール・ブロムカンプ監督と共にまた別の『エイリアン』続編を制作している。この続編は『プロメテウス』シリーズの終着点よりはるか後世を舞台とし、エレン・リプリー(シガニー・ウィーバーが演じた役)の話に焦点を当てている。映画『プロメテウス』続編は2017年に公開予定。